共同開発・委託研究契約における 成果物の帰属、利用と秘密保護
共同開発・委託研究契約における 成果物の帰属、利用と秘密保護
企業間及び大学・研究機関等との契約書各条項のチェックポイントと文例による実践的検討
開 催 日:2009年6月11日(木)13:30~16:30
開催場所:スクワール麹町5階会議室 東京都千代田区麹町6-6
講師:中田・松村法律事務所 松村 幸生 弁護士
≪プログラム≫
1.共同開発契約・委託研究契約
(1) 目的
(2) 契約としての機能
2.共同開発契約・委託研究契約の全体像~どのような条項によって組み立てられているか
(1) 開発対象の特定
(2) 役割分担
(3) 費用負担
(4) 情報コミュニケーション
(5) 成果物の評価と帰属
(6) 成果物の利用と分配
(7) 秘密保持と情報管理
3.成果物の帰属をめぐる諸問題
(1) 成果物の種類と性質
(2) 発明と著作......帰属の法律の原則
(3) 帰属の評価
(4) 帰属は契約でどのように定めるか
(5) 成果物の利用と運用をどう定めるか
4.共同開発契約・委託研究契約の秘密保護(法律による保護)
(1) 秘密保護のための法的ルールのアウトライン(不正競争防止法の全体構造)
(2) 法律はどのような保護手段を用意しているか
(3) 法律の保護を受けるための資格(判例とガイドラインから探る「秘密管理性」のレベル)
5.秘密保持契約による保護(契約による保護)
(1) 秘密保護のための契約書・誓約書
①管理規則・契約書・誓約書の区別と使い分け(研究者・学生・院生などの対処方法)
②契約書・誓約書の作成時期と問題点
(2) 共同開発契約の秘密保持契約と条項(秘密契約には、どのような条項が必要か)
6.預託された秘密情報の漏えいと管理責任
(1) パートナーから預託された情報が漏えいした場合の法的責任
(2) 預託された情報の管理のレベルはどうあるべきか
(判例、各種ガイドラインから探る情報の「管理」レベル)
(3) アウトソーシングの問題点
~質疑応答~
◆ 価 格:<テキスト、お飲み物付>
一般参加:1名に付き29,400円(税込み、本体価格28,000円)
企業会員:1名に付き18,900円(税込み、本体価格18,000円)
企業特別会員:2名まで無料(追加参加費3名目から1名に付き5,000円)
■講師 松村 幸生 中田・松村法律事務所 弁護士
1986年 早稲田大学法学部卒業
1993年 弁護士登録
1999年 弁理士登録
民事商事事件の他、労働関係事件、国際的な損害保険(船舶・航空)事件、知的財産権事件などを専門的に手がける。
◆著 書
「ビジネス契約実務大全」(社団法人企業研究会)
「労働と税務の法務基礎(産能大学・共著)」
「名誉毀損の法律相談(青林書院・共著)」
「離婚トラブルに負けない本(中経出版)」 他
◆継続研修について
フェアリンクスコンサルティング㈱は,第二東京弁護士会継続研修実施団体として認定を受けています。
この研修を受講すると,外部研修として3単位が認められます。
この研修は,日本弁理士会の継続研修単位として認定申請中です。
■開催場所:スクワール麹町5階会議室
東京都千代田区麹町6-6
(03)3234-8739
JR中央線「四ッ谷」駅前。地下鉄丸ノ内線・
南北線「四ッ谷」駅から徒歩 2分。または、
地下鉄・有楽町線「麹町」駅より徒歩6分