英文契約書の基礎知識と チェックポイント
英文契約書の基礎知識と チェックポイント
国際取引において重要な英文契約書の読み方、トラブル予防・解決に必須な知識を事例とケーススタディにより解説します。
開 催 日:2012年3月12日(月)13:30~16:30
開催場所:第2オカモトヤビル 4階会議室 東京都港区虎ノ門1-22-16 第2オカモトヤビル【地図】
講師:牧野 和夫 大宮法科大学院客員教授 弁護士・弁理士・米国弁護士(芝総合法律事務所)
長期間にわたり友好関係を築いてきた取引先でも、裁判となれば契約条項が争点となります。こうしたリスクは、事前の対策を十分に講じる事によって回避することも可能です。しかし、国際取引契約では、言語・文化・価値観の異なる外国企業と交渉・締結するため、様々な問題に直面することが多く、トラブル防止、紛争の早期解決、コストダウンのためにも、正確に契約書を読み、作成することが要求されています。
本講座では、契約書に関する基礎知識の修得から、実際に取引をスムーズかつ有利に進めていくための実務上の重要ポイントまでを、豊富な事例とケーススタディを交えわかりやすく解説します。現在トラブルを抱えている企業だけでなく、海外企業と取引のある全ての企業にとってご活用いただける内容です。
≪プログラム≫
1. はじめに~国際取引における契約書の締結は国内企業間よりも慎重に~
(1)契約書の目的―契約書は何故必要か?
(2)契約の成立要件とは
・申込みと承諾(合意)の成立 ・対価関係の存在
・当事者能力、契約締結能力があること
・契約を取消・無効にするような事情が存在しないこと
(3)国際売買契約の重要ポイント・契約交渉における重要ポイント
・売買取引の基本的条件を正確に把握する
・国際貿易取引実務を正確に理解する
2. 企業経営戦略と英文契約書
(1) リスク管理・予防法務
(2)戦略法務
3. 英文契約書の一般的な構成
(1) タイトル
(2) 当事者
(3) 前文
(4) 本文
(5) 一般条項
(6) 結語
(7) 署名
(8) 添付書類
4. 英文契約書の重要条項の解説
(1) 保証条項
(2) 免責条項
(3) 一般条項
5. 英文契約書の種類~実際の契約書をもとに構成パターンをマスター~
(1) 売買契約
・定義 ・売買 ・製品の仕様 ・発注及び購入数量 ・価格
・引渡し ・支払い ・製造物責任 ・秘密保持 ・不可抗力
・契約の不履行 ・権利放棄 ・紛争および仲裁 ほか
(2) 代理店契約
・ディストリビュータの氏名 ・供給および購入 ・注文方法
・製品の引渡し ・価格 ・支払い ・商標 ほか
(3) ソフトウエアライセンス契約
・ソフトウェアの使用許諾 ・ソフトウェアの複製物
・価格および支払条件 ・所有権 ・保証条件 ・免責
・契約解除 ・税金 ・ソフトウェアの引渡し ・一般条項 ほか
6. レター・オブ・インテント(予備的合意書)の実務上の留意点
(1) レター・オブ・インテント(予備的合意書)とは
・目的と機能 ・法的拘束力はどのような場合に認められるのか
(2) テキサコ事件の衝撃
(3) 留意点
7. ケーススタディー
~質疑応答~
◆ 価 格:<テキスト、お飲み物付>
一般参加:1名に付き29,400円(税込み、本体価格28,000円)
企業会員:1名に付き18,900円(税込み、本体価格18,000円)
企業特別会員:2名まで無料(追加参加費1名に付き5,250円)
◆講師 牧野 和夫
大宮法科大学院客員教授 弁護士・弁理士・米国弁護士(芝総合法律事務所)
◆経歴
1981年早稲田大学法学部卒業、1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号を取得後、いすゞ自動車株式会社法務部課長、アップルコンピュータ株式会社法務部部長を経て、現職。
英国ウェールズ国立大学客員教授、早稲田大学、関西学院大学大学院など、数多くの大学・大学院や各種実務セミナーの講師としても活躍中。ビジネス・ソフトウエア協会前日本代表事務局長、企業法務協会前理事も務める。豊富な経験を活かした実践的かつ明快な指導には定評がある。
◆著書:
「総解説・ビジネスモデル特許」(日本経済新聞社2000年)、「IT革命と現代企業法務入門」(敬文堂2001年)、日経文庫「ネットビジネスの法律知識」(2001年)、日経ビデオ「情報資産保護の常識」(2002年)、「遺伝子ビジネスの特許戦略」(中央経済社2002年)、「国際取引法と契約実務」(中央経済社2003年)、「情報知的財産権」(日本経済新聞社2003年)、「インターネットの法律相談」(学陽書房2003年)、「知的財産権キーワード事典」(プロスパー企画2003年)、「法律英語入門」(プロスパー企画2004年)、「個人情報保護法ハンドブック」(学陽書房2005年)、「2ちゃんねるで学ぶ著作権」(アスキー出版2006年)、「要説・知的財産法」(税務経理協会2007年)、「アメリカ法制度と訴訟実務」(雄松堂2007年)、「イギリス知的財産法」(雄松堂2007年)、企業法務3級、企業法務2級取引法務(いずれも社会保険研究所2007年)、「英文契約書の基礎と実務」(DHC 2009年)、「やさしくわかる英文契約書」(日本実業出版社 2009年)他にも企業法務、国際法務、知的財産法の著書多数
◆継続研修について
フェアリンクスコンサルティング㈱は,第二東京弁護士会継続研修実施団体として認定を受けています。この研修を受講すると,外部研修として3単位が認められます。
◆開催場所:
開催場所:第二オカモトヤビル4階会議室
東京都港区虎ノ門1-22-16【地図】
東京メトロ
銀座線「虎ノ門駅」下車徒歩5分 (出口-4番または2番)
日比谷線「神谷町駅」下車徒歩5分(出口-3番)
都営地下鉄
三田線「御成門駅」下車徒歩8分(出口-A5番またはA6番)
JR
「新橋駅」下車徒歩10分 (出口-日比谷口)